デッドスローは釣れる!冬のビッグベイトを使ったデッドスロー講座

Reoです。

寒くなってきましたが皆さんバス釣り楽しんでますかー?

自分は寒くなればなるほどワクワクしてきます。

決して寒いのが好きな訳ではありません、冬はデッカいバスが釣れる大チャンスだからワクワクしちゃうのです!

冬にデカいバスを釣る方法、それがビッグベイトを使ったデッドスロー(リトリーブ)です。

この冬挑戦してみようかなぁ〜って方やまだデッドスローで釣れた事がないよ!って方の為に今回はデッドスローについてしっかりと説明していきます。

難しいロッドアクションもリーリンジャークも必要なし!誰でもできます!そしてビッグバスへの近道です。

是非最後までお付き合いください。

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冬のビッグベイトを使ったデッドスロー講座

デッドスローとは?やり方は?

まず冬のバス釣りでのデッドスローとは何なのか?

これはネコソギDSRやタイニークラッシュ等のビッグベイトやスコーンリグを超〜ゆっくりリールのハンドルを巻いてリトリーブする(ルアーを泳がせてくる)ことです。

自分の場合、例えばギア比が7のハイギアリールであればデッドスローリトリーブする時はハンドル1回転に大体10秒かかるくらいのスピードで一定速度で巻いてきます。

そんなに遅く巻くなんてダル過ぎる!って方はギア比を落としてノーマルギアやローギアを使いましょう。少しはスピードが上げられます。

大切なのは自分に合ったリズムです。

ただでさえ寒い時期ですが、寒さに負けず集中してこれができるか?できないか?で冬のビッグバスの捕獲率は劇的に変わってくると言っても大げさではありません。

デッドスローが効く時期

次にデッドスローが効いてくる時期ですが、琵琶湖の場合だと晩秋まで活発だった小バスがシャローで簡単には釣れなくなってきたかな?って感じる頃。

具体的には12月のクリスマス前後からがデッドスローのシーズンインで春先まで効きます。

特に1月・2月はビッグベイトのデッドスローが1年で最も効く時期です。

ハンパなく寒い時期ですけど、釣れた時はデカいし手が震える程の感動が待っています!

デッドスローに適したビッグベイトの条件

デッドスローにはどんなビッグベイトが適しているのか?

①リップがあって根掛かりしにくいこと

デッドスローはボトムを舐める様に泳がせてきたり、中層を引いてきて魚に追わせブレイクの壁にルアーを当てて喰わせたりするので根掛かりとは隣り合わせ。

障害物を躱してくれてるリップ付きのビッグベイトがオススメ。

②スローフローティングであること

スローフローティングであれば狙いのレンジまでルアーを潜らせた後に浮き上がり難くデッドスローリトリーブでも一定のレンジを引きやすいです。

また板オモリやTGグレネードを使用してサスペンドやスローシンキングにして狙いたいレンジを簡単に調節する事ができます。

デッドスロー入門にはネコソギDSRがオススメ

これからビッグベイトを使ったデッドスローゲームを始めるなら、前述した条件を満たしていて、現在では入手もしやすくなったファットラボのネコソギDSRを1番オススメします。

ネコソギDSRなら重さ約2ozなので大げさなビッグベイト専用タックルでなくても、MHくらいのロッドで十分にキャストができ扱えますので入門者でも扱い易いです。

大きなリップがあり比較的根掛かりし難いですし、ウェイトの調整だったり、リトリーブスピードであったりをまずはしっかりネコソギDSRで覚えていきましょう。

タイニークラッシュよりぶっ飛ぶので飛距離を稼げるのもネコソギの強みです。

ネコソギには必ずスナップを使おう!

ネコソギDSRにはラインを直接結ばずに必ずスナップを使いましょう!

ウォーターランドのスーパースナップ#2が安くて強度もありオススメです。

別記事でネコソギのチューニング方法や季節ごとの使い方も書いておりますので合わせてご覧ください。

DRTから発売されているタイニークラッシュもデッドスローでの実績が非常に高いのですが、現在はあまりの人気でデッドスローで使うパーツ類も含め非常に入手しづらい為、今回の記事では省略します。

デッドスローのタックルセッティング

それでは次にビッグベイトを使ったデッドスローのタックルセッティングです。

参考までに紹介はしますが、ロッドやリールのギア比は好みがあります。

このタックルじゃなきゃ釣れない!なんて事は決してありません。

ご紹介するタックルを参考にして1番自分が使いやすく、集中して気持ちよく扱えるタックルバランスにしてくださいね。

デッドスローに適したロッド

ロッドの硬さはMHくらいでラインテンションを抜いてリトリーブしていても負担に応じてややティップが入ってくれるようなロッドをオススメします。

ティップの柔らかいロッドであれば、ラインテンションを抜いてリトリーブしていても【無】になりにくくルアーの重みを感じられるので集中力が維持できます。

底物用だったりジグロッドみたいなガチガチの硬いロッドは入門者には不向きです。

少しティップが入る方がキャストもしやすく、アタリがあった時もティップが追従してくれる為、弾きにくくノリもいいです。

ロッドの長さは飛ばしたい飛距離にもよりますが6.10〜7.7ftくらいがいいでしょう。

あまり長過ぎるとロッドを構えた時に先重りして疲れるので注意。

グリップは少し脇に挟めるような長さのあるロッドを使うとリトリーブも安定するし先重りも感じにくいです。

自分が使っているロッドはデプスのサイドワインダーボアコンストリクターGPデジーノレーベントルクチューン(エムスラ)DLT-C611M/HRST1Sです。

この2本のロッドはビッグベイトのデッドスロー以外でも使い勝手が良く汎用性も高いです。

他にもデッドスロー専用機として割り切るならデジーノスラングSHADYもオススメです。

デッドスローにおすすめのリールとギア比

おすすめはシマノであればバンタムMGL、ダイワならスティーズATWです。

人気機種ですし、比較的手を出しやすい価格設定である事とナイロン20lb.を十分に巻けるラインキャパシティーだからです。

ギア比についてはハイギアを使ってる人が多いですが、好みが分かれるところかな?と思います。

ラインスラックを出した状態を保ちながら超ゆっくり一定速度でリトリーブしやすいギア比を使ってください。

最近の自分の基準としてはティップがMもしくはMHで柔らかい場合はハイギア、ティップの張りが強くあまり曲がらないロッドならノーマルギアかローギアを使っています。

デッドスローリトリーブ時に少しでもルアーの重みを感じやすくしたい人はティップの硬さとギア比のバランスを変えて色々試してみてください。

流石にXG等のギア比8越えは入門者にはおすすめしません。



デッドスローではナイロンラインを使おう!

ラインは比重の軽さと強度からナイロン20lb.を巻いておけば問題ありません。

おすすめのラインはサンヨーナイロンラインGTR URTLA。しなやかでトラブルも少ないのに十分な強度があり、キャスト切れ等もありません。

入手もしやすいですし、お得な600m巻きがオススメ!

フロロカーボンのラインはナイロンよりも比重が重くてデッドスローで巻いてきた時に岩の隙間にベターっとラインが這ってしまい、その軌道をルアーが泳いでくるので根掛かりする確率が高まります。

ビッグベイトのロストは精神的にもお財布的にも大ダメージ!!

ナイロンラインを使いましょう。

デッドスロー実釣!まずは中層から狙ってみよう

ここからは実釣においての流れ。

まずはフィールドで中層からチェック。

水深が2mであれば1mのレンジを。3mのとこなら1.5mのレンジをを通してくるつもりで。

キャストしたらグリグリグリっと中層付近まで潜らせて、その後はラインを貼り過ぎないようにして、ラインスラッグを超ゆっくり丁寧に一定の速度で回収していくイメージ。 

ルアーを泳がすというよりラインの弛みを利用しながら手前に引っ張ってくる感覚です。

真冬でもやる気のある奴は人間が思ってるよりも表層付近で襲いかかってきます。

ウェイト調整でレンジを下げる

中層で反応が無ければ板オモリやTGグレーネードシンカーを使ってサスペンドもしくはスローシンキングに調整し、レンジを下げてボトムにコツ・・・・コツ・・・・っと当てながら引いてきます。

板オモリは0.5mmや1mmを切って写真のようにリップの付け根付近に貼付けます。

0.5mmの板オモリをタテ1cmヨコ2cmくらいで重さが約1.5gです。暇な時にカットしておくと便利ですよ。

TGグレネードシンカーはフックのアイに引っ掛けるだけでウェイトチェンジも簡単なので微妙なウェイト調整も楽にできます。

自分が1番よく使うウェイトは2.5gでこれを基準にして重くしたり、軽くしたりしています。

ボトム付近を通してくる時に何かに引っ掛かった時は慌てずに止めてルアーを浮かせるか、ロッドをゆっくり縦に煽って外しましょう。

この時にバイトがある事も多いので備えておきましょう!集中です。

岸からのファーストブレイクにルアーを当てた時や足元付近でルアーの軌道が変わって上に上がる瞬間等は他のルアーと同じくバイトチャンス!

バイトはトゥンッ!とかコッ!とかが多いです。

アタリがあったら即アワセは厳禁!

バイトがあっても、無視してそのまま何事もなかったように同じスピードで巻き続けてください。

しっかりと喰っていればバスがルアーを咥えて引っ張り出すのでティップまで入ります。

重みがのったら巻き合わせでOK! 即アワセは絶対にダメです!

わかっていてもデッドスローリトリーブだと身体が反応しちゃうっていう気持ちはわかりますが、即アワセは掛からないです。

ちゃんと重みが乗ってから!これ超大事です。

デッドスローで狙いたい場所

冬のバスは深い所にいるからビッグベイトも大遠投しなくちゃいけない!っていう先入観はまず捨てましょう。

かなり沖でとても深い所にいる魚にはメタルバイブレーションやバイブレーションをシャクった方が効率よく釣れる事も多いです。

ビッグバスはどシャローのあなたのすぐ近くのブレイクや大きな岩が一つだけある所に潜んでいる事も多いです。

岸と平行にしっかり通してきたり、沖に投げた場合は岸から1番近いブレイクや岸際に追い込ませるイメージでやりましょう。

最初はピンとこなくても、慣れてくれば「どこでどうやって喰わせるか?」をイメージして釣りができるようになると思います。

防寒対策はやり過ぎくらいでいい

デッドスローゲームは寒さとの闘いです。

正しい防寒対策をして、まず寒さに負けない万全の準備をする事がとても重要です。

寒いと気持ちも折れてしまいますからね。

ポカポカの状態で集中してデッドスローゲームができるようにする事は釣果を上げる1番の秘訣だと思います。

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デッドスローで釣れない人へ

一通りデッドスローについて書いてきましたが、最後に自分が特に注意しているポイントを書いておきますので参考にしてください。

・デッドスローはしっかりとラインスラックを出した状態を保ってビッグベイトのテールだけを揺らすイメージでリトリーブする
・ロストを避ける為にナイロンラインを使う
・一気にルアーのレンジを落とさずに小まめにウェイト調整をしてレンジを落としていく
・即アワセをしない
・防寒対策をしっかりする
・釣れると信じてやりきる

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まとめ

今回は真冬のビッグベイトを使ったデッドスローについて書いてみました。

いきなり結果を出すのは難しいかもしれませんが、信じて投げ続ければ必ず結果は出ると思います。

週末アングラーの自分でさえハマった時はビッグバス連発って日もあります。

個人的な感覚では冬はライトリグよりもビッグベイトの方がフィネスな釣り。

こんな大きいプラグ喰わないよ!っていう先入観がある人はまず捨てましょう。

ネコソギくらいのサイズのエサなんか普通サイズです。全然デカくないです。

実際ネコソギやタイニークラッシュを丸呑みしようとしてバスの喉の奥にネコソギが頭から突き刺さるような釣れ方を何度も目撃してきました。

ゼロワンゲームになるかもしれない、いやゼロの日が続くかもしれませんが、釣れた時の魚はデカいし震えるような感動をもたらしてくれるでしょう。

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