どーもReoでーす。
今回はデジーノから発売されておりますベイトロッド、レーベントルクチューンDLT-C611M/HRST1Sのインプレです。
このロッドはデジーノユーザーから通称:エムスラ(スペックがMスラッシュHだから)って呼ばれている機種で、SNSやブログ等を見ていてもエムスラのハッシュタグを見かけた事がある方もいるんじゃないでしょうか。
陸っぱりの時に1本でスモラバ~ビッグベイトまでこなせたら便利だと思いませんか? 汎用性の高さが魅力のこのロッドならできちゃいます!
この記事を読み終えた時、きっと欲しくなってしまうと思います。
それでは早速スペックからいってみましょう。
レーベントルクチューンDLT-C611M/HRST1S(エムスラ)インプレッション
スペック
エムスラのスペックがこちら
DLT-C611M/HRST1S
旧エムスラは1/8(3.5g)~2.5oz(70g)
NEWエムスラは2g~60g(2oz強)
※2021年冬にNEWエムスラとなって発売される事がデジーノの神谷さんのSNSで発表されました。
この記事のインプレは旧エムスラのインプレッションとなります。
エムスラにはソリッドティップが採用されており、レーベントルクチューンの品番にある黄色の部分
DLT-C611M/H RST1S←ここ
この数字はソリッドティップでの戻りの速さを数字で表しています。
数値が1っていう事は曲がってからのティップの戻りが1番遅いという事になります。後で使用感と合わせて詳しく書きます。
グリップについては自分はEVAを使っていますが、コルクバージョンもありますのでお好みで。
持った感じですが、先重りもなく軽い。
もうデジーノのロッドを何本も買っているので驚きませんが。笑
このバランスの良さは乗せるリールを選びません。 グリップは取り回しの良い長さでテクニカルなロッドアクションもやりやすいです。
エムスラのタックルセッティングと使用感
自分がエムスラ1本で何でもやりたい時の最も汎用性の高いセッティングがこちら
ロッド レーベントルクチューンDLT-C611M/HRST1S(エムスラ)
リール スティーズ SVTW(KTF-NEOスプール・KAHEN)
21ジリオンSVTW(KTF-NEOスプール・KAHEN)
ライン フロロカーボン14lb.〜16lb.(モンスターブレイブZ)
このタックルで3.5gのスモラバを投げて、しっかりボトム感じて操作できます 感度はニヤけるくらい素晴らしいです。
ベイトフィネス専用のロッドと比べれば操作性は若干落ちるにしても、この使用感なら無理なくやれて、ストレスや疲れを感じません。
スモラバも投げられる・・・ではなく、スモラバも満足に扱えるロッドです。
同じタックルセッティングのままビッグベイトまでいける
それでいて同じタックルのまま約2ozクラスのネコソギシリーズやタイニークラッシュを上からフルキャストしてぶっ飛ばせます。
一切無理なく、フルキャストできます。
スペックのとこで前述しましたが、このロッドはティップが曲がってから戻るスピードが1番遅いソリッドティップが採用されております。
なのにキャスト精度や飛距離も含めてソリッドティップが一切邪魔をしないし、重いルアーをキャストしても巻いていても全くダルさを感じさせない。
何でこんな凄い使用感のロッドになるのか自分みたいな素人では理解不能で使ってみても説明ができません。
まさにスーパーオールラウンダーなロッド。
巻物全般に完璧な使用感
続いて巻物の使用感ですが、欠点が今のところ見つからない。
全部完璧にこなしちゃう。
ソウルシャッドやドノーシャッドみたいな軽いシャッドからネコソギのクランキングまでやれちゃうんだから恐ろしい。
オールラウンドな巻物専用ロッドとしてもおすすめ。
負担に応じて曲がってくれるマイルド多段テーパーは巻物に最高の相性をもたらしてくれて何やっても大満足の使用感です。
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ウィードを感じ・絡めてほぐせるロッド
ノーシンカーの巻物を含めた巻物全般に言える事ですが、ウィードのツラをしっかりレンジキープして引きたい時にウィードにタッチした事が鮮明にわかる事がとても大切で、エムスラのティップは本当に感度がよくて凄くわかりやすいです。
モラモラみたいにウィードにタッチさせてツッコミ過ぎる前にちょっと浮かせてやったり、絡めたままほぐす様にシェイクしたりするのに最適でモッサリ感が全く無い。
プラグをワームと同じ感覚で丁寧に扱える操作感だと思います。
感度とパワーの両立
水面とウィードの距離が僅かなポイントでバズベイトやノーシンカーシャッドテールをゆっくり水面で波紋を立てながら巻いてウィードにタッチしたら巻き速度をあげて調整する。
このウィードにタッチした時の感度の良さでリトリーブスピードを調整ながらギリギリの速度でウィードに突っ込ませずに引いてこれる感覚。
フッキングの時はベリーからバットでバッサリと魚を掛け、ウィードに潜られてもロッドを上げて耐えていれば魚が浮いてくるHのパワー。
Mのティップで誘って食わせてHのパワーで獲る。これができるのがエムスラ。
あまりウィードやカバーが濃すぎる場所では話が別ですが、こいうオールラウンダーにこなせるロッドとしては文句なしのパワーと言えます。
ファットイカを使ってる時は感度が良すぎてウィードに当たっただけでビクッと反応しちゃうくらい(苦笑 ここまで感度も操作性もいいとファットイカを繊細に使う時に頼っているバンタム274Mの出番が減っちゃうかも・・・。
デッドスローゲームも完璧にこなせる
真冬のデッドスローゲームではタイニークラッシュのヨタ巻き、ネコソギDSRやネコソギル、スコーン、ウェイテッドリグのデッドスロー引き等どれをやっても抜群の感度と操作性で集中力を維持できます。
特にDRTスーパーシャトルを使った中層巻ではラインスラッグをだした状態でリトリーブしているにも関わらずエムスラのティップの繊細さで「無」にならないのです。
僅かな抵抗・重さをしっかり捉えて手元に伝えてくれますよ。
フックに1本のウィードが絡んだ事さえも正確に手元に伝えてくれるし、とても頼りになります。
曲がってから戻る時に発生する強靭なトルクでパワーも十分なので真冬はウィードで藻ダルマになる事も少ない事から冬の釣りにも相性抜群。
忘れてはいけないのが、このロッドの汎用性の高さ!フォローにノーシンカーのデスアダー6インチ入れたりジャークベイトやったりするのもこのロッドなら全く問題なく無理せずにやれます。
こういう場面で短いグリップや絶妙なレングスが活きてくる。
個人的に取り回しの良さがスラングHOODやSHADYよりも優れている点だと思います。
冬は場所と状況にもよりますが、タイニークラッシュ、ネコソギ、モラモラ、スイムジグの専用ロッドとしても使っています。
デッドスローは釣れる!冬のビッグベイトを使ったデッドスロー講座
リールとスプール次第で変幻自在
もっとベイトフィネス側に寄せてピッチング力を上げたい場合やラインの太さを上げてビッグベイトに寄せたい場合等、用途に合わせたリールもしくはスプールを交換して自分好みにする事でさらに幅が広がります。
ベイトフィネススプールを換えで用意しておいてもいいし、キャスト切れや思わぬ大物がきた時に安心してビッグベイトを扱えるナイロンの20lbを十分に巻ける深溝のスプールを用意する等。
ダイワのベイトリールはスプールの互換性がある機種が多いのでエムスラに乗せると色々と便利ですよ。
エムスラの苦手なとこ
散々いい事ばっかり書いてきましたが、ちゃんとココも書きますよ。 って言っても専用ロッドに比べれば・・・という意味ですけど。
・ウィードを素早く切る様な瞬発力を必要とする場面
こういった場面ではエムスラよりも専用ロッドに頼った方がいいかなって思います。
フットボールジグに関しては3/8ozくらいだと快適に使えるし春先の気難しいバスを釣るならエムスラくらいティップが柔軟に対応してくれる方がいいです。
ケースバイケースですね。 シーズンにもよりますがカバー際でもうちょっと撃ちモノに寄せたけれデジーノレーベントルクチューンDLT−C611MH+R2Sもオススメです!お好みで!
デジーノレーベントルクチューンDLT−C611MH+R2Sを3年間使い込んだインプレ
こんな人に超オススメ
エムスラは自分が色々使ってきたロッドの中でもトップクラスにいいロッドだと思います。 ソリッドティップを使った機種で他に似た様なロッドが思いつきません。 そんなエムスラは
これらにあてはまるなら必ず武器になってくれるロッドです。
今まで書いたロッドのインプレ記事を書いた中で1番おすすめしたい機種かも。
まとめ
今回はレーベントルクチューンDLT-C611M/HRST1S、通称エムスラのインプレッションでした。
自分の今のスタイルにはど真ん中な使用感で色々なロッドを使ってますが、もちろんそれぞれに良さがあります。
しかしエムスラはさらに痒い所にまで手が届いてしまうロッドです。
スタイルにもよりますが、これ買っちゃうと手持ちのロッド2本くらい必要なくなるかもしれませんね。
凄いロッドなのにお店で是非触ってみてください!って言っても凄さが伝わりにくいのが難儀な所。
そもそも人気機種かつデジーノの神谷さんが1本1本組み上げてらっしゃるロッドなのでお店でも中々見かける事ができないんです。
エムスラはラインを通してルアーをキャストし操作した時にその凄さを初めて体感できるロッドです。
きっと驚くと思いますので、知り合いの方で使ってらっしゃる方がいれば是非キャストさせてもらってください。
本当に素晴らしいロッドです。きっと欲しくなっちゃうと思いますよ。
それではまた