レイドジャパンの金森隆志さんが最近のロケでよく使ってるスピニングロッドといえばフィクサーですよね。
2wayやAVI35等を使ったあらゆるリグをフィクサーで操りデカい魚を釣っておられます。
そんなフィクサーが2020年マックスチューンされてグラディエーターマキシマム・マックスフィクサーとして発売されました!
Antiシリーズのパワーノーズの完成度の高さからフィクサーも気になっていたので、この機会に使ってみたい!と予約しておりました。
この記事ではそんなグラディエーターマキシマム・マックスフィクサーをしっかりインプレしていきます。
購入を検討されている方の参考になればと思います。
レイドジャパン・マックスフィクサー61ULS-STインプレ
スペック
まずロッドのスペックと説明はざっとこんな感じです。
グラディエーターマキシマム GX-61ULS-ST 【MAXX FIXER】
パワー:ウルトラライト
適合ルアー:MAX 3/16oz.
適合ライン:MAX 5lb.
自重:78g
完成度が高く多くのアングラーに愛用されているAntiシリーズのフィクサー(GA-61ULS-ST)をMAXXチューンしたものが「MAXX FIXER」
タフなフィールドのバスを攻略する為、ブランクス素材や処理を吟味、初採用となるテーパード製法によるバランスUPによる軽量化、オールトルザイトガイドを採用してセッティングを見直し、とにかく最高でいて最強な操作性を求めてブラッシュアップ。
その上で身に付けたのは、アンダー80gという圧倒的な軽さと操作性だけではなく、扱うワームやリグの幅の広さ。
通常のULクラスのSOLID TIPロッドでは扱いにくかった2.5gや3.5g、時には5gシンカーを使用したワーミング等、オーバーウエイトと思えるセッティングも扱う事が可能になり、それでいてアンダーウエイトのリグの操作性も格段に向上。(※使用するワームサイズや自重、フィールドでのレンジ・ディスタンスにもよります)
異次元の軽さ・操作性を手に入れながら、テーパード製法によりバットガイドから下のパワーが格段にUPしているので、ライトラインでのビッグバスとのファイトも容易。
6フィート1インチ、ウルトラライト、ソリッドTIP…今の時代のライトリグには欠かせないスペックのロッドで、その中でもMAXXな操作性を体感出来るMAXX FIXER
手の延長ではなく、もはや指先の延長とも言われるその操作性が最大の特長である1本です。
メーカーの説明にあるように、ULクラスのティップを持ちながら5gのシンカーを使ったリグまでを扱えるという、陸っぱりでも少々無理が効きそうなスペックです。
もちろんライトリグは全般に対応できるし1本持っていれば何かと便利そうですよね。
自分は陸っぱりでのサイトフィッシングやある程度魚のポジションを絞っての喰わせに使用していきたいと思っています。
フィクサーに合わせるリールは何がいい?
最初はとりあえず15イグジスト2505F-H(自重180g)を合わせて使ってたんですけど全然OKなバランスでした。
次に金森さんも使っている19ヴァンキッシュC2500SHG(自重155g)を合わせてみました。
劇的に軽く感じるかな〜って思ったけど、重さとバランスはそんなに大きく変わらないかな?という印象。
でも全体の自重とリールがコンパクトでライトな操作感なので19ヴァンキッシュは扱いやすい!って感じました。
自分はコンパクトな19ヴァンキッシュC2500SHGで使っていきますが、フィクサーは短くて軽いロッドですし先重りもないです。
グリップも細めで握りやすく、リールシートも特に他メーカーから持ち替えても違和感なし。
なのでバランス面でリールを選ぶ必要はないかな?と思います。
使いたいラインの種類や太さ、どれくらいの飛距離が欲しいか?でリールの番手を選べばいいと思います。
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使ってみた印象
・ダウンショット(1.8〜3.5g)
・スモラバ(2.3g〜3.5g)
・ノーシンカー
・ミドスト(0.9g〜1.8g)
・ジグヘッドワッキー(3.5gまで)
・シャッド(ソウルシャッド)
・I字系プラグ(ナギサ)
6フィート1インチという操作感抜群のレングスと投げやすいシャキっとしたソリッドティップはめちゃくちゃ扱いやすいです。
上記に書いた用途はどれも満足のいく使用感です。
はっきり言ってULクラスのティップを謳ってますが、使用するイメージはLクラスのティップだと思って問題ないです。
以前使っていたカレイドデジーノマッハL-1はフィクサーと同じく6.1ftでULのソリッドティップだったんですが、フィクサーの方がかなりティップに張りがありシャキっとしている分、汎用性が高く1本でなんでもできるロッドです。
ただベナベナのULティップに比べるとシェイクはラインスラッグをしっかり作って操作できる人向きではあるかなと思います。
これは決してマイナスな意味ではなく、その分色んなリグやウェイトに対応できてバーサタイル性は高いです。
6.1ftですが飛距離についても6.4ftクラスのLロッドと比べて大きくストレスを感じる事はありません。
陸っぱりだと丁度いいバランスだなと思いました。
2way専用ロッドとしても大活躍
レイドジャパンの人気ワーム2wayとの相性は抜群で、金森隆志さんが2way使用時にメインしているのがこのマックスフィクサー。
自分もダウンショット・ジグヘッドワッキーで2wayとビッグ2wayをマックスフィクサーで使ってみましたが、シェイクでピリピリとしたアクションを出しやすいだけじゃなく、重めのジグヘッドワッキーでもティップが入りすぎる事がなくて相性は抜群でした。
幅広いウェイトやリグで使える2wayシリーズをマックスフィクサーならバッチリ使い込めます。
ほんとに釣れるし頼りになる組合せだと思います。
デカい魚を掛けた時のパワーはどうか?
ロッドの長さとULのティップだけど魚を掛けた時のパワーはどうなのか?
自分はこのスペックのロッドとしてはパワーは十分だと思いました。
単純に魚と引っ張り合いっこするなら曲がりは綺麗だし、しっかりと耐えてくれるバットパワーです。
しかしウィードが濃いエリア等、カバーが濃いとこでは当然ながらキツいので素直にベイトフィネスとかパワーフィネスを使った方がいいです。
マックスフィクサーはオープンエリアでこそ、実力を存分に発揮できるロッドだと思います。
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ホバストで使ってみた注意点
さてマックスフィクサーでライトリグとかI字系プラグ等を色々と使ってみて、本当に気持ち良く投げれて操作できるロッドだなと思っているんですが、1つ感じたのがホバストの使用感。
エバーグリーンのラストエース80をマックスフィクサーで使用した際、他のULロッドのティップよりもほんの少しやり辛いなと思ったんです。
シェイクがしづらい訳ではなく、自分のような週末バサーレベルではワームの動きがマックスフィクサーでやるよりもポイズンアドレナの2610UL/Mの方が良かったんですよね。
あたり前ですが決してホバストはできないと言っているのではないですよ!
実際2wayのホバストを金森さんもフィクサーでやってますし。
ホバストは近年のトレンドなのであえて書いてますけど、ラストエース80くらい浮力があるルアーでホバストするなら少しだけウェイトは重めにした方が扱いやすくなると思います。
マックスフィクサーはこんな人に向いている
陸っぱりで1本スピニングを持って行く時に6.4ft前後のLクラスのロッドを使っている人が多いと思います。
マックスフィクサーはそれよりも取回しが良く、さらに高い操作性を求める人にまさにうってつけのロッドだと思います。
キャスト精度、操作性、掛けてからのパワー、バーサタイル性・・・これらを陸っぱりで使うにあたって丁度良くバランスをとっているロッド。
サイトフィッシングや護岸沿いのピンを丁寧に撃っていく釣りにもピッタリ。
少々のカバーなら無理はきいてくれるけど、その時はランディングネットは必須ですけどね。
まとめ
今回はレイドジャパンのスピニングロッド、グラディエーターマキシマム・マックスフィクサーのインプレを書いてみました。
自分が今まで使ってきたロッドの感じとは違って、短いんだけど繊細で操作性もキャスト精度もいいけど強さはちゃんと残してるよって感じです。
6フィート1インチのULって冬に小場所でダウンショットやるロッドでしょ?ってイメージは完全に捨てて頂いて、6フィート4インチのLパワーのバーサタイル性とパワーでより繊細にライトリグを扱えるロッドと思ってください。
サイト戦は特にフィクサーの実力が発揮できると思います。
より繊細に2WAY動かしたい!2WAYでサイトしたい!って人にもピッタリ。
いいロッドだと思いますよ!