長年使い込んできたEVAグリップのロッドって、テカリが出たりツルツルで滑りやすくなっていたり、傷が入ったりしていませんか?
昔はコルク派の自分でしたが、最近は使用しているほとんどのロッドがEVAグリップなので消耗してテカリだすと気になって仕方ありません。
だから最低でも1年に1回はEVAグリップのメンテをしています。
この記事では自分がやっているEVAグリップのロッドを新品の様に復活させる方法をご紹介します!
材料費はめっちゃ安く、誰でも簡単にできますのでEVAグリップのテカりやキズで悩んでいる方は是非チャンレンジしてみてくださいね。
それではいってみましょう!
EVAグリップのテカリや傷の修復方法
用意するもの
紙ヤスリはホームセンターで買えます。
・紙ヤスリ やや粗目の♯240と中目♯320 (番手は大体でいいですよ)
・マスキングテープ
・ライター(チャッカマンがオススメ)
・タオル(ウエス)
ライターやタオルは家にあると思いますので、マスキングテープと紙ヤスリだけ買ってくればいいですね。紙ヤスリは百数十円の安いもので十分です。
今回はこれらを使って、EVAグリップの表面が潰れてしまいテカリが出てきたロッドを復活させたいと思います。
作業に入る前にEVAグリップの汚れを落として、水分が無いように乾かして置いてくださいね。
①紙ヤスリで傷つけない様にマスキングする
まずはリールシートのトリガー部分やエンドグリップ付近など、紙ヤスリが当たって思わぬ傷がつかない様にマスキングテープを使ってマスキングします。
今回はストレートグリップなのでこの部分だけマスキング。
②ヤスリがけ
ヤスリがけはやや荒目の#240で軽くなるべく一方方向に撫でる様にしていきます。
全体を均一にヤスリがけしていき、テカリが激しい部分や爪の様な痕やフック痕等、傷が深い場所については様子を見ながら傷が浅くなるまでヤスリがけしてください。
細かいEVAの削りカスが落ちたりしますのでゴミ箱の上で作業するといいです。
ある程度ヤスリがけしたらロッドに付着しているカスを落として様子を見ます。
荒くヤスリがけした痕が残っていますが、全然気にしないで大丈夫です。
次に中目の#320でヤスリがけして仕上げていきます。
こちらも軽く当ててグリップのEVA部分の全体にまんべんなくヤスリがけしましょう。
傷が深かった部分等はより丁寧に様子を見ながら消していく感じでやりましょう。
終わったら、余分なカスを落とし、乾いたタオルやウエス等で拭き取ります。
手もタオルも真っ黒になっちゃいますが、水で洗えばすぐに落ちます。
③ライターで炙る
最後にライターで軽くEVA部分を炙っていきます。
この時、チャッカマンのように長いターボライターを使えば手も熱くならないので作業がしやすくなります。
溶かさない様に軽くサーっと熱しながら炙っていく感じで大丈夫です。
くれぐれも一箇所で手を止めないように注意しましょう。
グリップを全体を手でさすってみてザラ付きが復活すればこれで完成です!
左が作業後で右が作業前です。 さらばテカリ・・・
僕はいつもこうやってメンテナンスしていますので、今回はテカリ具合がそんなに酷くなかったロッドを使いましたが、テッカテカのツルツルでも余裕で新品みたいに復活させられますし、多少の傷もしっかり消す事ができます。
見た目以上にグリップを握った時に滑らないでフィット感が戻った事を実感できるでしょう。
ボコっと凹んでいる場合はお湯を沸かした蒸気に当てて修復する方法もあります。
これで中古ロッドも簡単に復活!
中古ロッドでブランクやガイドは綺麗なんだけどEVAのダメージが酷いから安く売ってる事があります。
今回ご紹介した方法でEVAグリップなら簡単に復活させられるのでお目当ての中古ロッドを見つけたら狙い目です!
本当に綺麗に復活させる事ができますよ。
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ブランクをピカピカにしたい時はボナンザスプレー
ブランクやリールシートもピカピカに仕上げたい時はボナンザスプレーPRO100を布やスポンジに吹き付けて磨き上げます。
最後は感想したウエスやタオルでピカピカになるまで乾拭きをします。
これで凄く見栄え良く綺麗になりますよ。
ボナンザスプレーPROはリールを磨くのにも最適なのでアンタレスとかレボオーロラもピッカピカに!
1本あるととても便利です。
まとめ
今回はEVAグリップのメンテナンス・修復方法を書いてみました。
簡単で、しかもたった数百円でできるロッドの手入れ・補修なのでぜひチャレンジしてみてください。
リールだけじゃなくて、ロッドも手入れしてあげる事で釣りのモチベーションも上がりますし、さらにタックルに愛着が湧きますよ。