今、入手困難になっている程の大人気アイテムがDRTバリアルハンドル。
この記事ではリールのハンドルをロングハンドル化する理由や、DRTバリアルハンドル95mmと87mm・DRTバリアルハンドルノブ単体のレビューや用途に合わせた使い分けをご紹介していきます。
DRTバリアルハンドルってそんなにいいの?どんな感じなの?って気になってる方の参考になればと思います。
DRTバリアルハンドルレビュー
ハンドルを変える理由をしっかりと理解しよう
最初になぜベイトリールのハンドルを交換するのか?という理由を簡単に説明します。
- ハイギアはローギアよりも巻き感度がいい
- ローギアはハイギアよりも巻き取りパワーがある
基本的にリールはハイギアの方が巻き感度が良く、ローギアの方が巻き感度は劣ります。
しかしハイギアよりもローギアの方が巻き取りパワーが上がります。
つまり巻き抵抗の強いルアー程、ローギアの方が楽に巻ける訳です。
これらを自分の丁度いい感度とパワーのバランスに持っていける事がハンドル交換の最大のメリットだと自分は思います。
- ハイギアやエキストラハイギアでもハンドルを長くすると楽に巻けるようにパワーを上げる
- ノーマルギアのハンドルを長くして巻取りスピードを落とし、ゆっくり一定速度でリトリーブしやすくする
ハンドルを長くしてハイギアの巻き取りパワーを上げたい時や、ノーマルギアだけどもっと羽根モノをデッドスローに一定速度でリトリーブする為にハンドルを長くして巻き取りスピードを落とそうとか。
リールのギア比の特徴とうまく合わせて、自分の使いやすい最適な組み合わせを出せる事がハンドルをする理由です。
さて本題のDRTバリアルハンドルの使用感や感想について書いていきます。
DRTバリアルハンドルを装着してみた感想
見た目がカッコ良すぎる。
これ凄く大事!まずはリールに装着した時のカッコ良さがハンパないです。
巻き心地うんぬん以前に見た目がカッコいいからという理由で買っちゃう人もいると思います。
プレートのデザインとかもう大好きです。
さらにプレート、ノブ、センターナットのそれぞれがカラーバリエーション豊富で自分好みにカスタマイズする事ができます。
特にシマノのリールとの見た目の相性は抜群。全部これに変えたいと思っちゃいます。
スリムノブの使いやすさが素晴らしい
最初はスリムノブとはいえ、そのボリュームにちょっとビビってたんですが、使いやすさに驚かされました。
例えばビッグベイトでのデッドスローゲーム。
リールに最初から付いてる純正サイズのノブを指先で摘んでデッドスローリトリーブするよりもこのやや大きく独特の形状のスリムノブを軽く摘んでゆっくりリトリーブする方がストレスを感じず、集中力が落ちない。
それに何故かスリムノブは安心感というか落ち着きを与えてくれる、これはロングハンドル化による巻き上げトルクの向上とスリムノブの相乗効果が生み出してるんだと思います。
感覚的な話で申し訳ないですが。
ノブの質感は独特で滑りにくいですし、指先に吸い付くように馴染んでくれる。
IXAやZPIみたいに軽くはないけど、あえて軽すぎないように設計されたのにも納得。
軽すぎてスカスカする(ノブの回転はいいが摘まみにくい)というような事がありません。
マグナムクランクの早巻きやファイトする時はしっかり握れて力が入るし指先も全く痛くなりません。
重さは気になる?
カッコよくて性能も優れているDRTバリアルハンドルですが、正直言って装着するとかなりリールが重くなります。
プレートもノブも自重は結構ありますのでロッドやリールとの相性でいうとある程度自重のあるタックルの方が装着した時にバランスを崩さないと思います。
参考までに自分のタックルはこんな感じです。
①ボアコンストリクターGP+バンタムMGL(DRTバリアルハンドル95mm)
②スラングhood+バンタムMGL(DRTバリアルハンドル87mm)
③ボアコンストリクターGP+18リョーガ(スリムノブ単体装着)
DRTバリアルハンドルノブ単体での交換もおすすめ
ハンドルの長さはノーマルでも問題ないけど、ハンドルノブはバリアルにしたい!
そんな人はDRTバリアルハンドルノブ単体を購入して取替するのがおすすめ。
今使っている18リョーガに関してはただでさえ重たいリール。
だけど純正ハンドルノブは指が痛くなるので、DRTバリアルハンドルノブを単体で購入して装着する事により、最高の使用感になりました。
値段は1個で¥5.500-(税抜)でしたので2個で¥11.000-(税抜)。
それでもこのハンドルノブに変える価値はあります!
最近では20メタニウムも自重をなるべく抑えたいけど、ハンドルノブはスリムノブで使いたくて交換しています。
なるべく元のフィーリングを変えずにバリアルノブの握りやすさを体感したいなら単体での導入がおすすめです。
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DRTバリアルハンドル95mmおすすめ用途
95mmのハンドルをバンタムMGLのノーマルギアに装着しています。
すでにハンドル交換の理由は前述しましたが、自分が95mmのロングハンドルを装着してる理由はこんな感じ
①短いハンドルよりも円周が長くなる為、ゆっくり一定のスピードで巻きやすい(ノーマルギアでの使用時)
②ギア比がHGもしくはXGでの巻き取りパワーの向上
①については簡単に言うとギア比落としてるのと同じで、さらにゆっくりと安定したリトリーブができます。(ノーマルギア+95mm推薦)
アベンタクローラー等のハネモノにも最適で使用感は言う事なしです。
②については巻き上げパワー・トルクの向上です。
例としてアンタレスDCMDXGに95mmや100mmのロングハンドルを装着している方が多いのは巻き上げパワーが向上しクラッシュ9やバラム300等のジャイアントベイトゲームに最適だからです。
もちろんマグナムクランクでの使用にもピッタリ!
ハイギア・エキストラハイギア+95mmでの使用感
人それぞれ自分の巻きのリズムというのがあるので、デッドスローでは好みが分かれると思います。
ハイギアやエキストラハイギアで95mmを使うなら自分は高速巻きやリーリングジャークでパワーが欲しい時にオススメします。
バラム300やクラッシュ9Hiをゴリゴリ速巻きしたい時には最高の相性だと思います。
アンタレスDCHGにもピッタリです。
またヘビキャロで使う場合は藻ダルマになったバスでもしっかりとノブに力が入る事と、巻きとりパワーの向上で武器になってくれるでしょう。
リールの自重が重くなるので縦捌きのロッドワークの場合は自分は使わないですが。
DRTバリアルハンドル87mmの用途
最初に言っておきますがこれは好みです。
自分はデッドスローで使用する場合に関してはハイギアリールに95㎜は長過ぎまして自分のリズムと合いませんでした。
ハイギアでゆっくりラインスラッグを出してリトリーブをするならこの87mmを装着した方がバッチリの巻き感度・使用感が得られました。
最初はモラモラやスコーンでよく使っていたのですが、今はデッドスローはハイギア+87mmがメイン。
あと琵琶湖の定番バイブレーションのリフト&フォールにも◎です。
個人的にオススメNo1かも。
撃ちモノ&巻き抵抗の少ないルアーにも87mmは使いやすい
DRTバリアルハンドルを装着をすると自重が重くなるので、撃つ釣りに関してはハンドルノブだけ交換していますが、あえて95mmか87mmかでいうと87mmですね。
巻物に関してはそれほど巻き抵抗が強くないルアーや比較的ウェイトの軽いルアーで使用するには87mmの方がパワーが丁度良くて使い勝手がいいと感じています。
87mmは95mmとノブの形状が違う!
87mmには95mmとは形状の異なるノブが装着されています。
95mmのようなファット感はなく、特殊な形ではありませんがシマノやダイワの純正ノブよりも力が入れやすく2フィンガーでもしっかり巻き取れます。
87mmも95mmもそれぞれハンドルノブは互換性がありますので、好みでカスタマイズする事も可能です!
最初は95mmのリムノブの方が安心感があって好きでしたが今はどちらでもお気に入りです。
87mmのノブは汚れが溜まりやすい
一つ、87mmを使っていて思った事は、87mmのノブにはめっちゃ細かい溝がたくさんあるんです。
この溝に汚れや砂が入りやすいので、手入れは必要になります。
特に浜で使用した後は細かい砂が挟まってなかなか取れなかったりするので、家に帰って歯ブラシでゴシゴシ掃除しております。
DRTバリアルハンドル100mmの用途
自分がアンタレスDCMDに自分が使用しているのがバリアル100mmノブはファットノブで使用しています。
このリールに関してはクラッシュ9ヨコヨコ専用にしているのですが、95mmより圧倒的に100mmの方がリーリングジャークをするにしても楽で扱いやすいです。
リールの自重も許容範囲だしバランスもいいので、ピタっとセッティングが決まっていますよ。
クラッチ返りのウワサ
ちょこちょこ耳にするのが、バリアルハンドルを装着してキャストしてるとたまにキャスト時にクラッチが返ってしまう現象。
バンタムMGLに装着していますがキャスト時のクラッチ返り等は今のところ1度も経験した事がありません。
推測で申し訳ありませんが、もしかしたらキャストの癖や軽いリール程ハンドルの重さでクラッチが返りやすいのかもしれませんね。
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まとめ
今回はDRTバリアルハンドルについて書いてみました。
ロングハンドルにする理由は人によって様々だとは思いますが、何か今回の記事で参考になれば嬉しいです。
本当にカッコいいし全部DRTバリアルハンドルに変えたいくらいですが、人気過ぎてなかなかの買えないんですよね〜。
次の出荷はいつになるかわかりませんが、興味のある方はぜひ装着してみてくださいね。