DRTアーテックス ボーダーパトロールGEN3インプレ

2022年DRTの新作ロッド、アーテックス ボーダーパトロール GEN3(ジェネレーション3)が発売となりました。

ボーダーパトロールといえばARTEXで初めて発売されたロッドですが、今年ついにジェネレーション3(3代目)の登場です。

抽選販売をしているお店が多く、なかなかお店でも触る事ができないこのロッド。

一体どんな使用感なのか?この記事でインプレしていきます。

まだ使い込みが浅いのでファーストインプレッション的な内容となりますが最後までお付き合い頂ければ嬉しいです。

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アーテックス ボーダーパトロール GEN3インプレ

スペック

ボーダーパトロールGEN3とはどんなロッドなのか?まずはスペックから見ていきましょう。

ボーダーパトロールGEN3スペック

8ft MH

レギュラーファースト

LureMAX 3.5oz

ライン 16lb.〜30lb

定価 ¥85.000-

グリップ バリアルグリップ(ストレートグリップ)

fujiオールチタンガイド(ストレートセッティング)

白川さん曰く2ozくらいが1番気持ちいい巻きモノロッドと仰っており、タイニークラッシュやネコソギ にもバッチリなイメージです。

旧ボーダーパトロールはスパイラルガイドでしたが、GEN3ではブランクスはそのままでストレートガイドセッティングになりました。

個人的にスパイラルガイドはリトリーブ時にラインスラッグを作りやすいが、アンタレス等のDCブレーキでは飛距離が伸びにくい印象なので、ストレートガイドに変わった事は購入意欲が湧いた点。

スペックの表記は旧ボーダーがMAX3.0ozだったのに対して、GEN3はMAX3.5ozになっています。

ラインもMAX25lb.からGEN3はMAX30lb.へ

ストレートガイドになったこともありシャキッとした印象です。

ボーダーパトロールは想像を超える軽さ!

ロッドをはじめて持ってみた時は軽っ!って素直に思えるバランスの良さで本当に驚いた。

え?これで8ft?みたいな。

全く先重りしない。

バランサー入ってないのにめちゃくちゃしっくりきました。

肉厚なブランクスでロングロッドだというのに、このバランスの良さってやっぱりバリアルグリップの重さも一役かってるのかな?ってど素人の考えだけど思った。 

ほんと凄い。

バリアルグリップ採用のストレートグリップ

DRTのアーテックスと言えばやはりグリップのデザインに特徴がありますよね。

めっちゃカッコいいです。

前ボーダーパトロールのグリップは収縮チューブ仕様でしたが今回からバリアルグリップになり、あの吸い付くようなしっとり感のあるグリップになっています。

余計なベタ付きや滑りもなく気持ちの良いグリップ力で使用感は◎

リールを選ばないバランスの良さ

現時点でボーダーパトロールGEN3に合わせているリールですが、自分は20メタニウム、22バンタム、21アンタレスDCを色々な用途で試しながら乗せています。

どれもバリアルハンドルを装着していますが、グリップをカルフォームにしたり、EVAに変え、20メタニウムに関してはシャローエディションのギアに交換したりして軽量化をはかっています。

20メタニウム(US深溝スプールライン込み)で約205g、バンタムとアンタレスDCが約245gなので、40g程度の差がありますが、ロッドのバランスがいいのでどれを乗せても手元重心でしっくりきます。

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ボーダーパトロールGEN3の使用感

率直に巻物だけじゃなく色々できるMHのロングロッドだなって感じです。

ベリーからバットにかけてはしっかり受け止めてくれて、昔愛用していたファーストテーパーのカレイドスーパースタリオンほどハリは強くないが自分はそれに近い印象を持っています。

とにかくロングロッドだけど守備範囲が広い。

まだ使い込みは浅いけど自分が使っているルアーはタイニークラッシュ 、ネコソギ 、アベンタクローラー、ウェイテッドリグ、デスアダー 6、クランプシャッドファット、スーパーシャトル、ブルフラット5.8と4.8.サカマタシャッド7、カバースキャット3.5 .ファットイカ、このあたりの使用感が凄くいいです。

あまりダルさを感じないからウィードが濃すぎない場所だと10号のヘビキャロだってやってます。

とても扱い易いテーパー、味付けなのでリールやセッティング次第でいろいろとカバーできる印象ですね。

長さには慣れが必要

いくら琵琶湖で釣りしてようが浜での使用以外では長くて取り回しが悪いと感じることはあります。

それはバランスの面ではなくて、自分の後ろに障害物があるか?ってとこで。

入り組んだ場所ではやっぱり気を使いますね。

ただデッドウォークとかはもっとやりにくいのかな?と思ってましたが、少しやったらすぐ慣れましたしタイニークラッシュのロッドアクションもかなりつけ易いですよ。

ロングロッドであることの利点

8フィートのロングロッドって初めてだけど、ロングロッドであることの利点は遠投だけでなく、陸っぱりで草や枝が多い場所での岸沿いのトレースのしやすさ。

ここのメリットは想像以上に大きかったですし、ラインメンディングもめちゃくちゃやりやすい。

あとはフリッピングでカバーにファットイカを打ち込んだりする時に距離・精度もバッチリでフリッピングロッド感覚でも使えそう。

感度

他のロッドをインプレする時もそうなんですが、感覚ってとこもあるので大きく感度を取り上げる事は少ないのですが、さすがに8ftのMHってどうなんだ?と。

もう全く申し分なし。

遠投した先でノーシンカーワーム(クランプシャッドファット)のテールが突かれてんのもしっかり手元に伝わりますし、10号のシンカーでヘビキャロやってても問題ないです。

どんなロッドに似てるのか?

なかなかお店で触ってみる事が難しいロッドなので、ここを1番読者の方に伝えたいのが本音です。

でも、難しい。

あくまで個人的な感覚で自分の持ってるロッドと比べていく感じになっちゃいます。

例えば自分が中量級巻物で大好きなロッド、デプスのサイドワインダー・ボアコンストリクターGPと比べると全体で曲がって受け止めるローテーパーのボアコンよりも撃ちができるボーダーパトロールGEN3の方がバーサタイル性は高いかなって思います。

ティップに適度な張りがある分ダルさを感じにくい。

そういう意味で自分の印象ではなんとなく、初代カレイドスーパースタリオンを長くしてマイルドにした感じに近いかなぁと思います。

それと同時にレーベントルクチューン611MH+2Sを長くした味付けにも近いかな。

つまり色々できちゃう、めちゃくちゃ気持ちの良いロングロッドなんです。

本当に良い意味で独特なんですよ、ボーダーパトロールGEN3は。

ARTEXを使うプラスαの喜び

YouTubeで石井館長さんがDRTを取材されていた動画がありましたが、その中の1コマでDRTクルー(スタッフ)の皆さんがARTEXロッドを1本1本手作業で作っているシーンがあります。

もちろん他メーカーでもそうなんですけど、あれを見た時はなんとも言えない嬉しい気持ちになりました。

このロッド、DRTBOYSのあの皆さんが作ってくれてるんだっていう。

そういう意味でもさらに所有感をくすぐられました。

もちろんいいロッドであることは間違いですし、こういうとこでも魅力的で人気がある理由がわかりますね。

またハッカーGEN2も既にプロトが終わって生産中とのことでこちらも楽しみです。

まとめ

この記事ではDRTアーテックスボーダーパトロールGEN3のインプレを書いてきました。

これから冬を迎え、自分の中での使い込みもこれからが本番って思っていますので、また新しい発見や使用感を追記もしくは別記事にて発信できればと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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