バーサタイルに使えるMHのロッドと言えばデジーノレーベンシリーズ(611MH)が超お気に入りなんですけども、フィールドや用途によってはもう少しロッドの長さ・飛距離が欲しいなと思う場面がありまして気になっていたロッドを購入。
それがレイドジャパンのグラディエーターマキシマム・バルトロヒート2(GX-72MH+C)!
すでにアンチのバルトロやキングヘビーは所有しており、ある程度イメージはしていました。
しかしバルトロヒート2を手にしてみるとこれが想像以上に良かったです!
この記事ではそんなバルトロヒート2のインプレを書いていきます。
アンチのバルトロをすでに所有して乗り換えを検討中の方も含め、何か参考にして頂ければと思います。
グラディエーターマキシマム バルトロヒート2インプレ
スペックと特徴
Length:7.2ft
Power:MH+
Taper:Fast
LureWt:MAX1・1/4oz
Line:MAX20ld
まずはスペックと特徴から。
とりあえず見た目に関してはさすがレイドジャパンのハイエンド機種というだけあって、個性的でとてもカッコ良いですね。
バット部分は結構しっかりとした太さ。
長さは7.2ftという事で今使っているデジーノレーベン611MHより約7センチ長いので、飛距離だけじゃなくラインメンディングのしやすさにも期待できるスペック。
MHのファーストテーパーは撃ちモノ・巻物問わずに扱いやすい自分好みのスペックです。
ショートグリップなのにバランスがいい!
バルトロヒート2は7.2ftで実はグラディエーターアンチのキングヘビー(GA72-HC)とグリップの長さも含めて同じなんです。
だけどバルトロヒート2はロッドを寝かせた時にこの長さなのに一切先重りしません!
めっちゃバランスいいです。
これが何より最初の衝撃でした。
今まで色々なメーカーのMHロッドでバーサタイルに使うことを目的としたら、自分に合うなと思ったのは7ftもしくは6ft10inのロッドが多いんです。
そのくらいの長さが先重りもしないし、ワンハンドキャストを快適にこなせる長さの限界とも言える長さだからです。
だからバルトロヒート2もさすがにちょっとは先重りするだろうなと。
全くしない!
だからリール選びにも気を使わなかったですね。
ロッド:グラディエーターマキシマムバルトロヒート2
リール:21ジリオンSVTW(ラインフロロ14lb.)
※リールはKTF・IXAボールベアリング+KAHENNEOスプールチューン
強めの巻モノ専用の時はバンタムMGLHG(ナイロン20lb.)
カバスキャ等の撃ちモノ重視では20メタニウムXG(フロロ16〜20lb.)
ジリオンSVTWでも21アンタレスでもバンタムMGLでもスティーズSVTWでも20メタニウムでもなんでもバランスよく扱えます。
使用感とキャストの印象
画像にあるのが、ある日の釣行で使ったルアーです。
バルトロヒート2を1本だけもって釣りに行きましたが、どのルアーも気持ちよく飛ばせるし巻いた時のティップの感じも丁度いい。
飛距離も十分です。
まぁMHで扱うなら、ドストライクなルアーも多いですが何やっても、めちゃくちゃ軽快です。
自分の中でこのロッドで巻く時に特に使用頻度が多くなりそうなのはスイムジグ・バイブレーション・モラモラ・フルスイングですかね。
ワーミングでの使用感もかなりいい!
グラディエーターアンチのバルトロを使っていた時ってブランクスがパリっとした印象だったんですけど、バルトロヒート2はアンチバルトロよりパワーアップはしているものの単純に固くなったというよりはティップ〜ベリーにかけて若干ムチっとした仕上がりって印象。
だから投げやすくマイルドさを感じるのかな?
これによりアンチよりロッドのレングスはアップしてるけどワームが扱いやすくなった。
ロッドワークは縦・横問わず動かしててもバランスがいいし、シェイクもしやすくなっています。
自分の場合、カットテール6.5とかドライブクローラー9インチのネコリグを多用するんですけど使用感がドンピシャでした。
さらにリールのセッティング次第ではビッグ2WAYをノーシンカーでしっかりキャストできて、操作する事も可能でした。
これって結構凄いことだと思います。
あとはヘビダンとか高比重ワームのノーシンカー等もぶっ飛ばせて操作感も◎
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軽めのビッグベイトもしっかり許容範囲
小型〜中型ビッグベイトのギルロイドjr・GI・スウィートキラー等、ロッド1本の時にちょこっと使いたい場面でしっかりフルキャストでき遠投も効くし使用感も良かったです。
GIなんかは引き抵抗がちょっと強いかな?って思いましたが、その辺は乗せるリールやギア比を変えたりはしていますが。
ちょっと強めのルアーを入れたいなって時でもしっかり仕事をしてくれると思います。
琵琶湖のオカッパリでも強い味方に
ワーム・プラグともに汎用性も高い上に、72という飛距離を稼げるレングスとウィードをほぐせるティップで琵琶湖のオカッパリでも活躍してくれる事間違いなしです。
実際夏場でもストレスを感じる事なくウィードにルアーを絡めながら操作できました。
モラモラなんかの使用感も丁度いいし、短いグリップと軽さで取り回しがほんといいんですよね。
今までレイドのロッドで琵琶湖ってイメージが個人的にはあんまりなかったけど、これはマジで琵琶湖でもいい感じに使えますよ。
アンチバルトロからの乗換えするべきか?
自分のようにすでにアンチバルトロを所有している場合、バルトロヒート2に買い換える価値はあるか??
もちろんあります。
自分はバルトロヒート2の方が気に入ったのでもうアンチバルトロは使わないです。
特に琵琶湖で釣りするなら絶対バルトロヒート2の方がいいなと思ってます。
ただし!
グラディエーターアンチバルトロが¥32,000-くらいなのに対してバルトロヒート2は¥55,000-くらい・・・この値段の差を考えると「う〜ん」ってなるのが本音。
RAIDが好き!所有感があるから欲しい!って人は絶対買い替えても後悔はしないでしょう。
スペック的に使い勝手もいいスペックですから。
でもあんまりお金掛けたくないよって人でアンチバルトロに満足してるなら、買い換えずにこの差額にもうちょっと足してフロッグマンとか面白いスペックのロッドを買うのも一つかな?と思います。
まだお店では品切れが続いておりますが、アンチバルトロを所有されていて購入を検討される方は再入荷した時にお店で触ってみて決めるのが1番ですね。
まとめ
この記事ではレイドジャパンのバルトロヒート2のインプレッションを書いてみました。
どんな用途でも無難にこなしてくれるロッド・・・間違いないです。
他のメーカーのハイエンドロッド使ってて初めてグラディエーターを買ってみようって人でもこのバルトロヒート2であれば、すんなり入れるロッドだと感じました。
もうちょっと人気が落ち着いて店頭で触れるようになったら是非触ってみてほしいロッドです。
いいロッドです!