2019年12月ダイワから20タトゥーラSVTWが発売になりました。
現在、自分がメインに使っているリールはスティーズSVTWなんですけど20タトゥーラの発表があった時にまずは「スティーズっぽくってカッコいい!」と率直に思いました。
しかも値段は販売価格でだいたい¥20.000-を切るくらい。この価格帯のリールでカッコよくてSVスプールってそりゃ気になりますよ。
これは使ってみたい!っと思っていた矢先に釣具屋さんに入荷したので飛び付きました。
今回の記事では20タトゥーラSVTWのお手並み拝見って事でインプレを書いていきます!
このリールを買おうか迷ってる方の参考になればと思います。
ダイワ20タトゥーラSVTW103SH実機レビュー
スペック
20タトゥーラSVTWスペックはこちら。
※出典:ダイワ20タトゥーラSVTWHPより
ノーマルギアの6.3、ハイギアの7.1、エキストラハイギアの8.1がラインナップされています。
今回、自分が買ったのは巻物も撃ちモノもオールマイティーにできるギア比7.1の103SHにしました。
巻物中心に寄せたいならノーマルギアの6.3、ラバージグやテキサス、メタルバイブのリフト&フォールの専用機にしたいならエキストラハイギアの8.1を選ぶといいですよ。
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自重190でハンドルは85mm
旧タトゥーラSVTWでは自重が200gでしたが、20タトゥーラSVTWの自重は190gで10g軽量化されています。
190gという自重はどんなロッドに合わせてもバランスが良くて合わせやすいと思います。
ハンドルも旧タトゥーラSVTWでは80mmでしたが、20タトゥーラはギア比関係なく85mmで統一されています。
巻き取りパワーが向上して嬉しい変更点ですね。
実物の方がカッコいい!
実物を手にしてみて写真で見ていたよりもカッコいいと思いました。
やっぱり釣具って見た目重要ですよ。
EVAグリップ、コルクグリップどちらのロッドにも合うブラックボディーはまるでスティーズ の様に美しい艶、そこにシルバーのクラッチとTWSが光る。
ダイワの刻印はまだ良いけど、タトゥーラのクモマークのロゴは個人的に「いらないでしょ」って思ってたけど実物はさほど気になりません。
パーミングは?
普段スティーズSVTWを使ってるので、率直にタトゥーラSVTWは親指を置くスプール周りがほんの少しゴツい?というか高いかな?と思ったのが正直な印象です。
でも全然許容範囲です。っていうかスティーズのパーミング性が良すぎるだけで、20タトゥーラSVTWもかなりパーミングしやすい方だと思います。
小型でパーミングしやすいバンタムMGLから持ち替えた時も違和感がないので握った感じは似ていると感じました。
20タトゥーラSVTWを実釣インプレ
実際にフィールドで使ってみました。
普通ならフロロ14lbくらいを巻いてオーソドックスな1/4~1/2ozくらいのウェイトのルアーを投げて使用感をインプレするんですけど、SVスプールなら問題ないでしょうしインプレもネットでたくさん上がっていると思います。
なので自分はナイロン20lb巻いて2ozクラスのビッグベイト、ネコソギやTNバイブレーション、ウェイテッドリグ、ファットイカ、モラモラでガチ釣りしてきました。
ロッドは自分が琵琶湖でオールラウンドに使うレーベン611MHと合わせてみました。
20タトゥーラSVTWでビッグベイトはできるのか?
20タトゥーラSVTWでネコソギやタイニークラッシュ等もやりたいけどできるのか?と気になっている人も多いと思います。
ラインキャパはナイロン20lbを実釣で問題なく使用できるラインキャパでした。
飛距離もしっかり実釣レベルで出ますし、トラブルもなく扱えます。
ハンドルは85mmなので巻取りのパワーも問題ありません。
リール1台でたまにネコソギとかタイニークラッシュ、モラモラも太いラインを巻いてやりたいって人でも問題ありません。
デッドスローもやってみたい!とかフロロ16lb.巻いてジョイクロ178を使いたい!って悩んでる人も20タトゥーラSVTWでできます。
ただビッグベイト専用リールとして20タトゥーラSVTWを追加したいと考えているのなら、どのくらいの太さのラインと何ozのビッグベイトを使うのか?で検討した方がいいでしょう。
デッドスローは釣れる!冬のビッグベイトを使ったデッドスロー講座
巻き心地は?
巻き心地に関してはもっと安っぽい感じかな?ってイメージしてたけど、想像より遥かにしっかりしてました。
この価格なら十分に満足できるって思えるレベルです。
早巻きや回収する時のダイワ特有のカチャカチャ音はあります。
しかしそれはスティーズだって同じですし素材や軽さを考えると仕方ないかなって思います。
リトリーブ時に僅かな音でも気になる方にはオススメはしませんが、自分はそこまで気にしないので音は許容範囲のレベルでした。
飛距離も問題なし!トラブらない!優秀なSVスプール
一通り使っみて感じたのは、バス釣りはこれ1台あれば不足はないでしょう。
バイブレーションは当然ぶっ飛ぶし、ファットイカのノーシンカーやアンモナイトシャッドのウェイテッドリグも気持ち良く飛びました。
ダイワ のマグネットブレーキはどの機種でも結構強いのでSVスプールとの組み合わせで非常にバックラッシュしにくくて毎キャスト安定して飛距離を出せます。
サミングは最低限で大丈夫!これが何よりSVスプールが大好きな理由です。
シマノの遠心ブレーキでのキャストフィールが好きな人からすれば、このダイワの安定感が飛距離や抜けるような気持ち良さの面でちょっと物足りなく感じる部分はあるかもしれません。
しかし、あまりキャストが上手にできない人やルアーチェンジの度に細かいブレーキ設定をやらない人にとっては凄く快適な味付けだと思います。
20タトゥーラSVTWはこんな人にオススメ
個人的に1番おすすめしたいのは学生さんとかベイトリール初心者の方ですね。
このカッコ良い見た目で値段以上に性能もいいし、コスパも良い。
オールマイティーに使え、トラブルも少なく扱い易いので長く使えるリールになると思います。
自分なんかキャストが下手なのでSVスプール搭載機種には頼りまくっていますからね(苦笑
20タトゥーラSVTWはスティーズSVTW等のハイエンド機種を使ってる人からすれば細かい部分や質感で物足りなさはどうしても感じると思います。
別にスティーズSVTWの方が値段が倍以上するから飛距離も2倍飛んで巻き心地も2倍良いなんてワケはないので、普通に釣りをする分には十分です!素晴らしいです。
20タトゥーラSVTWクラスは初めてベイトリールを使う入門者はもちろん、もう1本ベイトタックルを増やしたいけど予算が・・・って人にも丁度いい価格設定と価格以上の性能だと思います。
20タトゥーラSVTWはこんな用途には向いてない
20タトゥーラSVTWはなんでもできるオールマイティーなリールですが、あえて苦手な用途をあげるとすればベイトフィネスでしょう。
例えばカットテール4インチのネコリグや3.5gのスモラバをピッチングで撃ちたい場合等はスプールが重い為、キャストした時に低弾道での気持ちの良いパフォーマンスは期待できませんし、ストレスを感じるでしょう。
どうしても20タトゥーラ1台でベイトフィネスもやりたい場合は糸巻き量を最小限まで減らす事により、ある程度なら対応することは可能ですが、ハンドル1回転で巻き上げる距離は極端に少なくなるのでエキストラハイギアを使う必要が出てきます。
自分ならベイトフィネスには、20タトゥーラSVTWではなく他の専用リールを使います。
まとめ
今回は20タトゥーラSVTW103SHのインプレを書いてみました。自分が強く印象に残っ事を書き出すとこんな感じです
この価格でこの性能はやっぱり魅力的で期待通りのリールでした。
長く使える1台だと思います。
とりあえず使ってみて、これはかなり買い!なリールです。
時期的にまだまだ使い込みが甘いのでこの記事は今後も更新していきますね!
それではまた