ここ数年で取り回しの良いパワーフィネスロッドが欲しくて、何本か買ってみたけどしっくりこなくて、今年も入替をしました。
今回購入したのはダイワのスティーズリアルコントロールS68MH-SV。
自身、初めてのダイワバスロッド購入です。
最近まで値段も比較的安いディスタイルのブルートレック66Mを使っていいました。
しかし自分的にキャストが決まりずらいなと思ったのと、もっと軽くて操作性の良いロッドが欲しくなってスティーズRC68MH-SVに手を出してみました。
値段は倍以上するロッドですがその分期待値もかなり高いです。
まだ購入して数ヶ月なのですが、この記事でファーストインプレッションを書いていきます。
スティーズリアルコントロールS68MHインプレ
スペック
自分が近年使ってきたパワーフィネスロッド、ブルートレック66Mとグラディエーターアンチパワーノーズ(GA-70HS-ST)の中間的なところになる6.8フィートのMHというスペック。
パワーはありつつ、ある程度軽いルアー・リグでの操作感と取り回しの良さが欲しいのでこの長さと自重の軽さは◎
ロッドの見た目は全体的にシンプルなデザインでAGS(エアガイドシステム)のカーボンのガイドがめちゃくちゃカッコいいです。
使用感
バランスが良く軽い!
スティーズRCの開発に携われた藤田京弥プロと同じ22イグジストLT2500SXH(160g)でタックルを組みましたが、15イグジスト2505F(190g)でも問題なくバランスが良いです。
ラインはPE1号にリーダー10lb.をベースにしています。
今まではパワーフィネスタックルにPE1.2か1.5号を使う事が多かったのですが、このタックルを持った時にこの軽さなら、もっと軽いウェイトでも繊細に扱えそうって思ったので。
予備スプールは持っておいてカバーの質によってはスプール入れ替える感じです。
キャスト精度と操作感が気持ち良い
実釣では非常にキャストしやすくアキュラシー性もMHにしては相当なレベルで高い、さらに操作性の良さ、これは今までのパワーフィネスロッドには無い感覚だなと思いました。
だいたいこの手のロッドは感覚を掴むまでキャストが決まりにくくて苦労するんですけど、キャストが下手な自分でもめっちゃ投げやすいなと思いました。
操作していても気持ちがいいし、ずっとスモラバをシェイクしていられる感じ。
そうなるとどんどん軽いウェイトまで試してみたくなって最後にはサイトする時にサイコロラバーをノーシンカーで試してしまったくらい。
当然そこまでの軽いウェイトは無理がありピッチングで投げる程度になりますけど、操作性が高いからこそ無理を承知でなんとかやっちゃおうって気持ちが出てくるんですよ。
ならば1.8gのダウンショットでサイコロラバーやってみようとか、アイデア次第で可能性が広がるロッドだと思います。
主な使用ルアー
パワーフィネスといえばスモラバのイメージが特に強いですけど、このロッドでは普通のLパワーで扱うようなウェイトからベイトフィネスで扱うようなやルアーも積極的に試しています。
ざっくり書くとこんな感じです。
スモラバはカバーだとエグダマがメインですがボトムアップのギャップジグでジグスト(ミドスト)したりするのにも扱いやすい。
自分はネコリグが好きなので、ドライブクローラー5.5インチのネコリグ、カバーネコが特に出番が多いです。
リーダーレスダウンショットはベイトフィネスでよく使っていた3gをメインに。
ノーシンカーはファットイカや4インチのヤマセンコー、サカマタシャッド5インチ
ダウンショットは1.8g〜使っています。
表層はアベンタクローラーバゼルとかPOP-X、マイクロダッジも。
軽いウェイトのルアーやトップウォーターもキャスト方法やラインスラッグの捌き方でなんとかなるし、スペックと合ってなくても無理が効いてくれるなと思っています。
何よりスピニングはベイトフィネスとは違ってバックラッシュしませんからややこしい場所に撃てるのも強みですね。
曲がるからこそのパワーと強さ
軽い・操作性もいい!ではパワーはどうなんだ?と。
ちゃんとロッド全体で負担に応じて曲がって仕事をしてくれます。
ロッド全体に張りがあるけど、ティップ部からバットまで本当にスムーズに曲がる。
極端な話ですが、ロッド立てて耐えときゃ勝手に浮いてきます。
藤田京弥プロはものすごいパワーだからフックの番手は1か2ランク太軸を使うようになったと公式HPでも書かれているほどです。
ただ1つだけ重要な事は、なんでもヘビーカバーからブチ抜けるようなHパワーとはまた違うってこと。
そういうロッドはどうしても操作性も落ちるし重い、用途も限定されてきますから。
ファイト中にボートからだと近づけるけど陸っぱりだとランディングネット持ってると安心ですかね。
スティーズRCS68MH-SVの価格
スティーズRCS68MHーSVの価格は¥88.000-
店頭価格は7万円後半くらいのお店が多い印象です。
まぁハイエンドですから。
原材料も含めて何もかも価格が上がっているご時世ですから、ある程度理解もしてます。
でもね、ロッドケースとかはマジで最低限のものでいいし、付属のティップカバーもいらないなと思いましたね。
リールの22スティーズでもそうだけど箱とか過剰な梱包だなって思ってるんで。
もう少しでも安くなると嬉しいかな。
ただロッド自体の性能面ではこの価格でも後悔は一切していません。
いいロッドです。
やっぱりいい材料を使ったハイエンド機種は違うなって感じますし、パワーフィネスが必要だ!って感じてる人ならこの価格でもオススメしますね。
まとめ
この記事ではダイワのスティーズリアルコントロールS68MH-STのファーストインプレを書いてみました。
近年の琵琶湖では投げやすい場所は全然釣れなくなって、撃ち難いカバーに小さいモノを丁寧に入れて操作しないとバイトが遠いって日が本当に増えたなと自分では思います。
軽くて小さいルアーをどのように撃って誘い、魚を掛け、カバーからどうやって獲るのか?
ロッドを選ぶ時に求めるパワーと操作性のバランスは難しい、でもスティーズRCS68MHなら自分のフィールドでそれを両立できてる感じがします。
さらに、68MHというパワー表記ながら軽くて軽いウェイトにも無理が効くので長く使っていけそうだなって思ってます。
このロッド良過ぎたので、リアルコントロールシリーズの他2本(C73H-ST・S61L-SV)追加しちゃったくらいです。
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そちらの記事も参考にして頂けたらと思います。
って事で今回はここまで! 最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。