この度、i字形プラグをやる為のスピニングロッドを新調しました。
自分が釣りをしているのは主に琵琶湖や川での陸っぱり。
なので長さやティップの入り方・バーサタイル性も視野に入れて決めたのが18ポイズンアドレナ追加機種である2610UL/M (1ピースロッド)
初めてのシマノ×ジャッカルロッド・ポイズンアドレナです。
この記事では使用感をインプレしていきます。
ポイズンアドレナ2610UL/Mインプレ
スペックと購入理由
最初にこのロッドを自分が買った理由ですが、まずは付いていたタグの商品説明をご覧ください。
ポイズンアドレナ REDICALTAPERSPIN/2610UL/M
6´10”のミディアムパワーロッドに、まるでピンセットで操作するような繊細なティップを備えた、メリハリの効いたワーミングロッドです。ビッグレイクや、リバーフィールドなどで重要となる高い遠投性能と、35m先のかけ上がりに生えるウィードの新芽を感じ、その場で誘い続ける事の出来る繊細で高感度なチューブラーソフトティップを融合。
スモールラバージグ、ネコリグ、ダウンショットのシェイキングは勿論、引き抵抗が少ないi字形プラグの僅かな水押し抵抗を感じ取る事も可能。タフコンディションに立ち向かうオカッパリアングラーの求める要素を詰め込んだ渾身の1本。
長さが6フィート10インチ。
琵琶湖や川幅のあるとこで陸っぱりからだと操作性とキャストのアキュラシーを多少犠牲にしても飛距離と繊細なティップが欲しかったんです。
i字形のプラグやワームを扱うなら魚と自分との距離も欲しいのでロングキャスト出来る長さと軽いルアーの操作性も考えるとこのくらいの長さがギリギリのかなと。
ティップが柔くてロングロッドのシマノ・バンタム274L-SBも触ってみたんですけど非常に良いロッドだと思ったんですが、もっともっとライトなウェイトまで使いたいし操作性を考えるとアドレナ2610の方が向いてるかな~?って思ったんですよね。
それにバンタム274Mを所有しているのでガチでパワー寄りにしたい時は274Mを使いますので。
次にティップ
ポイズンアドレナ2610UL/Mのティップはチューブラーのウルトラライト
ラインを通さずにシェイクすると割と張りは強いかな?と感じます。
しかし実釣においてティップに重みを感じると素直にULらしい入り方をします。
自分の使いたいイメージとしてはビッグベイトでのデッドスローゲームでティップがMでバットがHのロッドを使ってる感覚と同じように、i字系プラグの僅かな引き抵抗・重みをティップでしっかり繊細に感じたままやりかった。
もちろん掛ける時やファイト時のパワーは欲しいのでMクラスのバットパワーも心強いです。
実際に使ってみたタックルセッティング
ちょっと長々と書いてしまいましたが、実釣ではどうなのよ?って事ですが、こんなタックルセッティングで使ってみました。
ロッド ポイズンアドレナ 2610UL/M
リール 15イグジスト2505F-H
ライン ①PE0.6号+リーダーフロロ8lb. ②フロロ4lb.
6フィート10インチですが先重りも全くしませんし、バランスもバッチリです。
0.6号のPEラインでのセッティングは少しガイドに絡みやすく感じたのでトラブルを避けたい人はリーダーを短くしてガイドよりも巻き込まないようにするか、フロロで扱うのがいいでしょう。
感度の良さに驚いた
まず手にしてびっくりしたのはポイズンアドレナシリーズ共通の特徴はフルカーボンモノコックグリップ。
正直握った時の気持ち良さは無く、ゾディアスを握ってるような感触に思えたけど感度には本当に驚かされました。
試しにお店でロッドを握ったまま、人差し指でトントントントン・・・とバット部分を叩くだけでも振動の伝達力・ティップの揺れ方で凄さがわかると思いますよ。
もうコルクグリップとかEVAとは全然違うんですよ。
AVI50をフルキャストした先でワームの脚をギルに突かれただけでもドキッ!っとするような明確な感度。
ティップでツンツン感じるというよりしっかりと手元で感じられるという印象です。
I字形にバッチリの絶妙なティップの入り方
肝心のi字形プラグはナギサとアイアローを使ってみました。
めちゃくちゃよく飛び、飛距離も十分に稼げます。
PEセッティングだとちょっと飛び過ぎるので、注意が必要なくらい。
ラインテンション抜いてスーっと泳がせても思ったとおりのティップの入り方でノー感じにならず、集中出来る使用感です。
別にi字形プラグはLクラスのロッドでも問題ないんですけど、専用ロッドを探しているなら飛距離も操作感もバッチリだと思いますね。
関連記事
バーサタイル性も素晴らしい
ポイズンアドレナ2610UL/Mはジャッカルの加藤さんが「このロッドではノーシンカーワームをロングキャストしてボトムを転がし、ウィードや石にもたれさせて喰わせる、という仕事をさせたかった。」とシマノHPに書かれていました。
試しにAVI50とかカットテール等を使ってみましたが、素晴らしい使用感です。
何が素晴らしいかって、ボトムを感じる感度・ウィードや石ころに対して動かし過ぎずに絡めながらシェイクできる・そしてバイトがあればしっかり喰い込ませて掛けにいけるとこ。
ダウンショットやネコリグでも同じく、ボトムに沈んでるモノやウィードに絡めながら凄く丁寧に誘えます。
ミドスト・ホバストにはどうか?
フラッシュJのジグヘッドミドスト及びラストエース80Fのホバストを試してみました。
しっかりティップを細かく振れて使用感はとてもいいです。
ただホバストに限って言えば一般的なベナベナのULより多少張りがあるので、ポイズンアドレナシリーズでいうと68ULや61ULには気持ち良さ(楽にできるか?)は敵わないんじゃないかな?って感じ。
同時期に買ったレイドジャパンのマックスフィクサー(61UL)よりはホバストの使用感はポイズンアドレナ610UL/Mの方が上だと思いました。
ちょっと特殊な釣りになっちゃうし、タックルセッティングもシビアですからね。
オカッパリで何本も専用ロッドを持ち歩く事はしませんし、どこか犠牲になっちゃうのは仕方ないですね。
ここは注意が必要
例えばラストエース80Fのホバスト等、軽いものを6フィート10インチのロッドで投げると自分のキャストレベルではアキュラシーが落ちて難易度は上がるなと感じました。
それに0.6号のPEラインを使っているとロングキャストした時に空中で風に流されやすいんですよね。
決してこのロッドの悪いとこっていう意味ではなく、自分が飛距離の事ばかり意識して購入したので、正直ここまで考えていませんでした。汗
それともう一つ
あくまでもこのロッドのティップはULなのでベリーも粘りはあるけど柔らかく、Mのバットと長さを上手く使って魚とファイトするロッドです。
カバーから強引に魚を引き剥がすパワーとはまた違うのでそういうロッドを探している方にはバンタム274シリーズから検討される事をオススメします。
1ピースと2ピースどっちがいいのか?
ポイズンアドレナ2610UL/Mには1ピースと2ピースが販売されています。
自分がお店で両方触って振ってみた感じは1ピースの方がなんかしっくりきました。
自分は素人ですし、両方を実釣で使った訳ではありませんので何とも言えないですが、触ってみて1ピースにしました。
持ち運びに困らない人であれば、1ピースの方が振った感じの一体感・伝達力が違うように感じたので個人的には1ピースをおすすめしますね。
こんな人に向いてる
使ってみて自分がこんな人に向いてるんじゃないかな?と思うポイントは
まとめ
この記事ではポイズンアドレナ2610UL/Mのインプレを書いてみました。
一般的に1本で何でもバーサタイルに使えるよってロッドは6フィート4インチくらいのLくらいだと思うんです。
けど、それに比べたらポイズンアドレナ2610はバーサタイルに使えるのは同じだけどパワーと飛距離を増した分、ULのティップで繊細さを補ってるロッドっていう印象ですね。
個人的には今まで琵琶湖で使うスピニングはバンタム274Mが最も出番が多かったのですが、バンタム274Mよりもフィールドを選ばすライトリグを扱いやすいロングロッドと言えるでしょう。
自分はi字形プラグやノーシンカーやネコリグ、ダウンショットで使う事が多くなりそうです。
いいロッドですよ。